私に多大なる影響を与えた「こいつら100%伝説」の名シーンをお伝えします。【読書ログ】
「こいつら100%伝説」の思い出
わたくし初めて購入した少女向け雑誌「りぼん」は小学2年生の8月号でした。
7月号の付録がときめきトゥナイトの
なるみちゃん水泳袋(ビニールバッグ)でして、
それを持っていた通学班のお姉さんにどうしたらそれが手に入るのか?と
尋ねたことが、「りぼん」という存在を知るきっかけです。
当時のりぼんが看板張ってたのは「ときめきトゥナイト」や「ハンサムな彼女」。
王道の恋愛モノでしょっちゅうりぼんの表紙だった記憶があります。
柊あおい先生の「耳をすませば」もこれ位の時に連載始まっていました。
しかし小学2年生にとってはまだまだ背伸びな内容でしたので、
1話完結で分かりやすい「こいつら100%伝説」と「ちびまる子ちゃん」に
めちゃくちゃハマっていました。うう懐かしい。
りぼんを読むまでは絵本や図書館にある歴史の人物漫画、
小学館の「小学◯年生」くらいしか読んでいなかったので
こんな面白い雑誌あるんだ!出会えてめっちゃハッピー!
うひゃひゃうひゃひゃ来る日も来る日も雑誌が
擦り切れるくらいに堪能しておりました。
でもね、すでに2年生3年生くらいから「ハンサムな彼女」「ときめきトゥナイト」を好むタイプと「ちびまるこちゃん」「こいつら100%伝説」を好むタイプの子って
別れるんですよね。びっくらこきました。
私は圧倒的配分で2大ギャグが大好きだったんだけど
ちょっとあの辺は読まないって子がいるんですよ。
当時の私の周りの狭い範囲調べですが、
大抵そういうタイプの子はリア充グループに入ってったなあ...
精神年齢的に確信するのが遅いのかもしれないのですが、その時に
「わたしの好きなものはみんな好きなはず!」という幼い世界から
「人それぞれ、好みってあるんや...」ということをまざまざと
教えてくれた漫画でもあります。
ちなみにそんな私でも小学校高学年以上になってから
(リア充ではなかったのですが)
一話完結ではない連続ものって、当時は漫画喫茶やコミックレンタルも無ければ
お小遣いも少なかったためコミックスを買って初回から読む機会が無かったのです。
しかしある日、女姉妹の多い友達にコミックスの初回から借りて読むことができ
そこから、お二人のような王道恋愛ものの先生方の漫画の良さを
感じることができたのです。(Kちゃんあんがとね!)
こういう時にお姉さんがいると良いなあと改めて羨ましがっていました。
そういうところ長女はほんとにツライ!(私は長女)コミックスとか漫画雑誌、
全部その家庭では長女が切り開いていかないといけないからネ....
私の妹はその恩恵を受け幼稚園からりぼんを読み、小学校高学年から
ファッション誌を読むという年齢の割には情報に強い(情強?)女でした。
話が長くなりましたが、そんな長女にも優しい「こいつら100%伝説」
文庫本が最近発売されました。
早速購入、喜びのTweetをしたところ6名ほどから良いね♥を頂戴いたしまして。
もしかしたらブログ&Twitter読者様も「こいつら〜」のこと好きかもね。
嬉しい。と思いまして今回のブログは「こいつら祭り」でお送りいたします。
私に多大なる影響を与えた「こいつら100%伝説」の名シーン
(ネタバレ注意!)
3位 危脳丸の夏休み計画表
子供の時からの悩みというか、どうして出来んもんなんやろという事の一つ
に計画通り物事を進められないということがあります。
30代になって世の中に合わせてそれらしく頑張って働いてはおりますが
根本的に計画通り進めるということがあんまり得意ではない。
小学校に入ってから春休み夏休み冬休みと計画を立ててもうまくいかんなーと
思っていたころにこのコマは衝撃でした。
(こいつら100%伝説 上 集英社文庫 P56)
あっ...!わたしコレや。極丸の言うように
「計画表は時間かけて作るのに、結局できない計画バカ」
なかなか小学生に対して大きな気づきを与えてくれますね、あーみん先生は...
2位 いじらしいターミネーター
人間とアンドロイドの交流を描き、涙をそそる映画やアニメは数知れず。
今までにジョニデの「シザーハンズ」やら
天才子役と一時期祭り立てられたハーレイ君 の「A.I」
どんなに人間と変わりない心を持っていたとしてもアンドロイドはアンドロイド。
そのジレンマ、悲しみを様々なコンテンツで見てきました。
そしてそういうお話けっこう好きであったりしますが。
わたしの記憶の中にある「アンドロイド悲しいよ」ストーリーの
根幹の部分は「こいつら」のターミネーター無しでは語れません。
あーみん神はターミネーターに喋れる言語を
「ターミィー」「ターミネーター」のみという
厳しい制約を課せられましたがその単語のみだけでも
彼の苦悩は充分に感じられました。
(こいつら100%伝説 下 集英社文庫 P273)
1位 男好きシスターズの「朝が来た」
これを読むことで「男好き」であることは恥ずかしい事なんや、
そういう片鱗は見せてはいけないなと深く深く胸に刻んだシーン。
言葉では表現できないエキセントリックさをもって
当時の私に「こういうのは恥じらうことなんやで」と教えてくれました。
主人公達以外でここまで強く印象に残ったキャラはこの姉妹がダントツです。
(こいつら100%伝説 下 集英社文庫 P178)
他にもたくさんお気に入りのシーンはありますが
今回はこの3点にしぼりました。
今あたらためて文庫本読むと懐かしさもあり、発見もあります。
昔あーみんを読まれていた
あー民の皆様はどんなシーンがお気に入りでしょうか...
あーみんオフ会とかあったら行ってみたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
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ありがとうございまーす!