うまうまライフ

妊婦のつれづれ日記でございまーす

福田里香さん著、まんがキッチン【読書ログ】

紙袋にフランスパンとたくさんの果物を

アメリカのお店は今でも紙袋に買った商品を入れて

持ち帰るお店があるみたいです。先日同僚に聞いた話でが...。

 

80年代少女まんがのイラストの中で

癖っ毛ポニーテールにそばかすの女子高生くらいの女の子が

紙袋にフランスパンと果物をたくさん入れて元気に走ってる絵が

幼な心に記憶に残っておりまして、なんとなーく憧れていました。

 

なので紙袋に商品を詰めるその設定に

「おお...あのイラストが再現できるんや...」と、なんとなく嬉しくなりました。

 

福田里香さん著 まんがキッチン 

まんがキッチン (文春文庫)

まんがキッチン (文春文庫)

 

 

複数のまんが(少女・女性向けが多いです)に出てくる

食べ物にまつわるエッセイ集。

著者の福田さんはお菓子研究家でもいらっしゃるため

イメージおやつや、再現おやつの写真、レシピ付きです。

 

まず取り扱っている題材のセレクトセンスが素晴らしい!

70〜80年代ごろの少女まんが、

その頃のまんがを楽しんでいたタイプの人が

今読んでいそうなツボを突いたものばかり。

羽海野チカさんのかわいらしい表紙からも間違いない!と感じられます。

冒頭に書いた思い出...紙袋にフランスパンと果物みたいな

ニュアンスの表現が多々紹介されており

乙女チック好きには嬉しい本なんではないでしょうか?

 

読んでいて面白く感じたのは

まんがにおけるフードが持つ役割の福田さんの解説。 

例えば落ち込んでいる人物に対し差し出すホットココアは励まし、慰み。

直接性的な表現をしなくとも男女が一緒に食卓を囲んでいれば

その二人が親密なことが伝わる...など

フードが持つ意味合いでぼんやり感じていたことを

くっきり理解させてくれる説明が楽しいです。

「ああ、そうそう。そうだよね。」と。

少女まんがには本当に心ときめかせ、つい憧れてしまう

素敵なフード表現が多いなあ〜としみじみ感じてしまいました。

 

 

 

読んでくださってありがとうございます!

しれっと復活。少しずつ落ち着いてきました。

パイルダーオンしていただくととても嬉しいです!

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