うまうまライフ

妊婦のつれづれ日記でございまーす

【読書ログ】おめかしの引力 川上未映子さん著

文章にリズムやらセンスやら色々感じる川上さんの最新エッセイ 

おめかしの引力

おめかしの引力

 

 ぶったおれるほど最高で、おきあがれないくらい不安。

夢中にさせる、これなあに。

               (おめかしの引力 帯のメッセージより)   

ここ最近のおしゃれで、読ませる文章で、文章にその人が確立されてるなぁ

と思う作家さんといえば川上未映子さんだと思ってます。

初川上作品は「きみは赤ちゃん」という妊娠から出産までのエッセイ本。

これが圧倒的に面白く、のめり込みました。

最初の衝撃は「文章でリズム感的なものを感じさせる人がおる!」

内容ももちろん面白く、笑えて、しんみりくることもある、という良い本なんだけど

文章の中でゆっくり時を流したり、早送り再生しとるようなスピード感の時もある。

日本語の羅列なのにこんな事できるんやっ!と感動したものです。

私は実用書はよく読むけど、小説等はそこまで読んだことが無く

日本語表現ってここまでできるもんなんや!

もっと小説とか幅広く読んでいこ....。と思うほどの面白い本でした。

 

そんな川上さんの最新エッセイ、「おめかしの引力」

川上さんの思うおしゃれに関するあれやこれやの本でございます。

やっぱり.....面白かった!

 

他人からの承認が必要でなく、自分だけで成立していること

本文中に川上さんがおめかしについて定義していることの一つに

「他人からの承認が必要でなく、自分だけで成立している」

ということが書いてありました。

 

「他人からの承認が必要なく」って、本心から自分が楽しんでするって事。

そういうおしゃれ、学生時代以来、長い事してないわーっ.....!

学生時代以前は「おしゃれ」とかいまいちよく分かっていなかった

田舎っぺだったゆえ、かわいい〜と思った変なTシャツとか着てたけど。

社会人になってからは、

いわゆる「モテ服」とかそういうあからさまなのは選ばないのですが

「年相応のOLさん(とと姉さん風にいうと職業婦人)が着ていて問題のない服」

「年相応の主婦が着ていて問題のない服」が私の服選びの判断基準。

小心者な私は基準が「問題なく着れる服!」

特に仕事の客先まわりで使う服など、

自分の職場のメンバー、自分の働いてる業界のカラーとか大事。

社会人人生始めてから私にとって値段の張る必要な服ってメインは仕事着なので

「他人からの承認」が土台になるんですよね。その感覚のまま

普段着る簡単な服も「それらしい服」に焦点がいってしまう。

まわりの承認を気にしながらも服選びは楽しいものなんですけどね.....

 

だけど川上さんの「おめかしポリシー」に触れることによって

「100%自分の好きなものを買ってめかす」ということを

めちゃくちゃやってみたくなります。

どうなんだろう。好きな本とかは他の人から「アレな人」と思われつつも

ガンガン好きな本を読むじゃないですか。漫画とか、占いとか....!
それと同じ感覚で身につけるものも選んでみたいなと。

 

で、今月誕生日月なんで、ちょっと自分にご褒美的に

テンションがパッションになる感じのなにかを買いたいと思っております。

はぁ、おめかししたいのぅ〜❤︎

 

 

 

 

 

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ダメを磨く-女子の呪いを解く方法- 津村記久子さん深沢真紀さん著【読書ログ】

ダメでいいんやぁ〜!

✌︎イエーイ✌︎  

ダメな生活送ってますかーい!?

私は現在進行形でダメダメ主婦を生きてます!

今日はそんな「自分ダメやなぁ〜」とくすぶってる日々から

「ダメで、良いのよ?むしろ磨いちゃおうぜ」と

一緒に盛り上がってくれる本をご紹介いたします。

あーっ!ありがたい。

ほんとこういう本に巡り会えるとか日本の書籍の流通すばらし!

はたまた人類の文化の進化すごいことになっとるがね、と壮大に感激しちゃう。

大人になってもうまく立ち回れない残念なところのある

ある意味マイノリティな私にもこうやってヒントを教えてくれる本があるのね。

 

内容としてはおおまかに仕事で付き合う人、家族、友人、対人間関係

起こるであろう問題をダメなりにどうサバイブするか?を 

ダメを自認する津村先生と深澤先生の対話から読み解く本となっております。

追記 でもお二人はなんとなく、
若い女性に求められるあれこれは苦手だったのかもしれないけれど、
こんな処世術を考えられる程に自分を読み解いて試行錯誤してきたところを

考えると、大人としては本当に素敵な方々だと思うのです...。

 

本にあった「ダメなりの処世術」の数々のtipsの中から私個人として

「まさしく!」と唸ったものを少しご紹介いたします。

 

 

 上司やまわりの人に期待を持たずに接する

若い時は仕事を普通にこなす上司が眩しく映ったもの。

そのため、その上司が気分にムラがあったり、理不尽なことを

されるとショックを受けてしまい、

逆に「自分そんな悪いことしたかなー!?汗」と自分を否定してしまうもの。

期待するから傷つくん。期待しないで低体温でおれば

やなことあっても「チッ」で終わるし、良いことあれば「おおっ」と余計嬉しい。

この前「マッドマックス怒りのデスロード」見たけどマックスも

「希望がなくなると狂気しか残らない」みたいなこと言ってたもん。

 

 人と会う時はネタを仕込んでいけ

友人との付き合い方、の話。

今後ワタクシ、婦人会ではネタ帳持っていくことにいたします。

ネタが途切れると愚痴大会になることありますよね。

友人たちもそれぞれが貴重な時間を割いて

集まっているのに愚痴がメインになるとなんだかなーになります。

これは「ダメ、ダメじゃない」関係なく婦人会を有意義にするためにも

楽しく話せられそうなネタを考えておきたいなーと。うんうん。

 

 

 

2つめはダメからちょっとずれた?まあいいや、 

ほんと人付き合いが億劫そうなそこのあなた様!是非この本読んで!

 キーワードは「ダメなりの工夫」ですよっ!

 

 

 

 

 

 

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心震えた「わたしのマーガレット展」

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「わたしのマーガレット展」名古屋会場に行きました

ほんとに愛おしい。

会場に入った瞬間、私はマーガレットを読んでいた

思春期ど真ん中の頃に戻ったかのような感覚になりました。

思いがあふれて目がウルウルすることが多々ありました。

物販コーナー含めてかなり長時間堪能しましたが

ほんとうに「わたしのマーガレット展」プロジェクト様、名古屋松坂屋様、

大変に素敵な、夢見ごごちな時間をありがとうございます。

これから当分この思い出を栄養に元気にやっていけそうです...。

 

大きなフロアいっぱいにところ狭しと、

高橋真琴先生の1960年代マーガレット初代の表紙のから

現在描かれているマーガレット連載中の原稿作品が飾られます。

来場者の年齢層は60代くらいから中学生くらいの子まで。

会場には静かなピアノ音が流れており

来場者のマナーも良くてそれぞれがマーガレットの世界を

心ゆくまで堪能しているようでした。

 

自分が大好きだった漫画家の

くらもちふさこ先生、多田かおる先生、紡木たく先生、

池田理代子先生、いくえみ綾先生、きら先生の原稿の前では

思い高ぶりすぎて、悲鳴をあげそうに。

なんど展示物前の立ち入り禁止のテープからはみ出そうになったことか...

 

 メイン展示は本物の原稿。先生方の魂入ってた。

原稿は昔からの手書きで書かれているものが多かったです。

(最近の先生はデジタル絵の部分もあると思いますが...)

雑誌やコミックスに印刷された漫画では分からない先生方の

筆圧感、息遣いが伝わります。

少女漫画といえば、キャラクターの瞳が超重要だと思うのですが、

どの原稿にも瞳に対する思い入れ、書き込みがめっちゃ伝わるのです。

キラキラの黒目は墨ペンで細い線で繊細に黒く埋められ、

最後にスパッとホワイトで仕上げに入れる大きな光。

私だと、「ここまで丁寧に繊細に黒目を書き込んだのに

最後のホワイトの光で失敗したら最悪だ〜」と、

パソコン世代なので1つ1つがデータになっていないと不安すぎるのですが。

手書き原稿はそんなこと言ってられないんですよね。

失敗、ほとんどしません。てなイメージで修正少なく書かれているんだと思う。

 

漫画を読んでいる当時は細かく表現された絵でも

「細かいなー」くらいに思っていましたが

実際原稿の直接ガン見すると

「よくここまで細かい線で表現しようと思ったなあ...」

と感嘆してしまいます。

 

 

物飯コーナーにて、狂う

図録。

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展示されていた原稿などすべて入っております。

ホワイトで修正したり 鉛筆のメモの感じもちゃんと印刷されて。

入場した時から買おうと決めていたけどね。やっぱり買っちゃったよね。

 

ベルばら!

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イラスト入りクリアファイルなんてそんなに使うことないけどっ!

袋から出さずに観賞用ですね...

買っちゃうよね。この麗しい絵を常に手元に残しておきたいよね。

印刷の発色が綺麗で綺麗で。

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このW式のファイルが素晴らしい。心勇む名セリフ入り。

 

 

くらもちふさこ先生のミニクリアファイルも購入。

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鑑賞用〜♥

本当はね、もっと買いたかったさ...。

でも主婦のお小遣いには限界があり...ごにょごにょ

 

マーガレットよ、永遠に

私はマーガレットを心から信頼していたし

マーガレットを読むことで心はときめき、癒され、励まされてきました。

思春期特有のもどかしく、閉塞感に満ちた不安定な気持ちが

どれだけマーガレットの愛すべき漫画達によって癒されてきたことか!!!

母娘の親子で来場してる人もちらほら見かけました。

私のように幸せな体験をしてきたかつてのマーガレットっ子が母になり、

その娘にもマーガレットを買い与えるんだな。

マーガレットよ...永遠に...!!!

 

 

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます!

本来なら4/29日の初日に行ってレポ書くのがブログ書きとしての

正しい姿なんでしょうが、行ったのは昨日の最終日...

いかんせん気の回らない女ですんません💦

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