うまうまライフ

妊婦のつれづれ日記でございまーす

小林カツ代と栗原はるみー料理研究家とその時代ー【料理本読書ログ】 

小林カツ代栗原はるみー料理研究家とその時代ー

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 少し前に飛田和緒さんと小林ケンタロウさんの本を参考に

一汁一菜を考えた記事があるのですが

タイプの違う料理家に学ぶ一汁一菜のポイント - うまうまライフ

これを書いていたときに

他の料理家の方々を調べてみるのも面白そうだなーと思いました。

なんせ本屋に行くとレシピ本は大量に売っている、

料理家の方もものすごい大勢いらっしゃる。

ケンタロウさんの「男らしい料理!」は分かりやすいブランディングですが

その他の「こういう料理を求めているのならこの方!」というのを

たくさん知りたいという知識欲がモリモリと出てきます。

そのとっかかりとしてこちらの本を選びました。

 

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)

 

  

戦後あたりから現代までの著名な料理研究家が紹介されています。

研究家達が提案するアイデア

その時代時代の女性の生活を豊かにさせたり、パワーを与えたり。

そんな歴代の研究家たちのストーリーを時系列で知ることができます。

 

たとえば、革命的時短料理を提案した小林カツ代さん

小林ケンタロウさんのお母様、カツ代さん。

2014年に亡くなられましたが、あまりにも有名な料理研究家です。

 

 とてもザックリな説明なんですが、カツ代さんが活躍された時代。

それまでに浸透していた料理は

「男性は外でバリバリ働くのだから女性は家事をさぼってはならない」と

封建的な考えから手間ヒマをかけるものを良しとされていました。

そんな考えはありつつも、実際はパートなどで働きに出る

忙しい女性も増えていった時代です。

そんなタイミングに

「それまで必要とされていた量の半分程度の油でつくる揚げ物」や

「短時間で肉じゃがを作る方法」など

斬新で便利なアイデアをたくさん発表し世の中を驚かせます。 

ただすべての手間を省略したわけではなく

しっかり出汁をとるなど押さえるべきところは押さえるので味は落ちません。

ちゃんと美味しい。

 

また、カツ代さんの時短料理を提案するポリシーが素晴らしい!

 

忙しく暮らす女性は、女性一人で料理を背追い込まず

家族全員が食を大切にする方向へ持っていき、

時間を効率良く使い、良い方向らくな方向へもっていくべきと。

そこまでして料理をすすめるのは、おいしい手作りのごはんが

家族を結ぶ潤滑油だと彼女自身が実感してるから。

 

カツ代さんが「おいしい、簡単」を訴えるのは

人生を豊かにする具体的な技術として料理を考えていたからなのでは。

                             (おおまかに引用💦)

と著者の阿古さんは考えます。

 

感想

ちょっとした朝ドラのような要素をギュっと集めた本を

読み終えた読後感がありました。

(杏さん主演の「ごちそうさん」の主人公の

 イメージとされた料理家の方のお話もありましたし。)

もともと今料理に対するモチベーションが高い

今の私の状態だったのでチョイスした本でしたが、

朝ドラっぽい女性の生き方系の話が好きな方も

楽しめる内容なのでは?と思います。

 

 

そして。週末土日どちらか更新の「今週のごしらえ作り置きと献立」では

カツ代さんのレシピ再現メニューを何品か出そうと思います。

ネットで公式に発表されているカツ代さんレシピもリンクとして

貼るので読者の皆さんも作ってみる事ができます!

乞うご期待!

 

  

 

読んでくださってありがとうございます!

最近ほんと、暖かくなりましたね。

引きこもりの私も珍しく外でウロウロするようになってきました。

パイルダーオンしていただくととても嬉しいです!

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